2024/09/03 11:39
『光が物体の表面で反射して目に入ったものを色と認識してるんだよ』
皆さんも、一度は聞いたことがあるかもしれません。
実は、電磁波の一種の『光』のうちの380nm~780nmという狭い可視範囲のことを
私達は『色』と呼んでいます。
初めて物理学の面から光を研究した、万有引力の発見で有名なニュートン(1643-1727)が
著書『光学』で太陽光をプリズマに通す実験をしています。
その結果、太陽の光には『光のスペクトル』という、
赤、橙、黄、緑、青、藍、菫の7色があると気がつきました。
目の前にかかると嬉しくなるあの『虹』です。
波長の長さによって見える色が異なり、
一番長くて赤、一番短くて紫のように見えます。
人間の目には見えませんが、
赤より波長が長いものには赤外線、レーダーなど。
紫より波長が短いものには紫外線やX等があります。
ちなみに、色のない透明な「白色光」は、
可視光線を含む全ての光の波長が含まれています。
人間は、可視範囲の中にあるもののみ「色」として認識しますが
虫には紫外線も見えるため、人間とは少し違った世界が見えているようです。
私たちが、赤い花と認識しているものが昆虫には紫に見えるなんて、、、
色は本当に奥が深いと思うばかりです。